« 航 跡 - 備 忘 録 ① - | トップページ | 食卓一期一会 »

2018年10月 8日 (月)

航 跡 - 備 忘 録 ② -

・ 岸寄りにコース取りをして東進を試みるも、速度は上がらず。ここで前回断念した際の情景が沸々と蘇る。

・ 視程がイマイチのため進行方向は何も見えない。後ろを振り返ると、出艇した海岸が視認できる。断念するなら、このタイミングかなと考え艇を反転させ、出艇した海岸方向に進路をとる。
・ しかし、悪条件は潮が速いだけで、他に悪条件は重なっているわけではない。まだ、気持ちもそれほど折れてはいない。時間をかければ目的地に辿り着けるのではないかと気を取り直し、再度目的地へと針路を向ける。
・ 海面にゴミが漂っているような箇所もそれほど潮目のようにぶつかっているような様子はない。もしかしたら、少し潮が緩んできているのではないかな、などと脳内思考を良い方向にめぐらせながらパドリングに励む。
・ この時点辺りから江ノ島が見えてくるまでの数時間、色々なことを考えながら漕いでいたように思うのだがあまり記憶がない。おそらく、集中力を高めていたことにより ゾーン  に入っていたように思う。
・ 休憩パターンについては、通常1時間漕いで10分程度休むようにしていたが、今回は休憩するたびにバウ(艇首側)が沖側に振られ、さらにそのまま大きく流されてしまう状況であったため、水分・栄養補給に必要な数分だけの小憩とし、疲労を重ねないようにいつもより回数を増やし、 小まめに休むようにした。
・ 江ノ島正横付近で行動食を完食
・ 江ノ島エリアまで来れば、いつもの漕ぎ慣れた海域であるので淡々と一路逗子海岸を目指す。
・ 1541 : 逗子海岸に到着
・ まずは海岸にある公衆トイレに駆け込み、小用を済ませた後、クラブML及び遠征チームMLに帰着報告をした。
・ 人員機材異常なし。
 
【 反省点 】
・ 9月20日の濡れもの系練習時にスマホを水没させてしまったことにより、新替えしたスマホの操作に不慣れた点が問題となった。
・ 指紋認証によるパスワードを解除し忘れて出艇してしまい、海水で濡れた指での画面タッチによる操作が困難であった。正午前、誤った操作により、画面の照度を落としてしまったようで画面が暗くてよく見えない状況に陥った。設定し直そうと色々試したりしたが、このまま不慣れな操作を繰り返していると無駄に時間を消費してしまうと思い、以後スマホの操作をしないようにドライバック内に格納した。
・それまではスマホで時間も確認していたが、それができなくなったので太陽の位置を見ながら時間経過の感覚を得ていた。
・この状況は、不測事態が生起した場合などには大変な不具合になったであろう。連絡する手段が取れないために、最悪の事態などにはPLBに頼らざるを得なくなったと思う、今後はパスワードをすべて解除することを徹底したい。
 
・ 今回はソロで出たので、帰艇する予定時間が大幅に遅れると判った時点で、クラブMLなどに現在の状況、途中経過等を報告したほうが望ましかったように思う。この点については今後注意を払いたい。
 
・ 計画・報告そして実行の段取りにやや早急と受け取られるような状況や円滑さに欠けるような調整があった
・ 今回横断を実行しようと思ったのは前夜20時過ぎ。明日の距離漕ぎのために気象をチェックしていたところ、思いがけず終日天候が安定しているような予報だったため急遽進めた次第。実は、前回断念した時点から年内のできるだけ早い時期にリベンジしたいと思っていたのだが、周囲の人にはよく伝えていなかった。
・ 自分自身の内に秘める想いという心境だったように思う。こういった姿勢は受け取り方によれば日本人としての美学のような部分もあると思うのだが、リスクのあるようなことにチャレンジする際には、自分の想いや具体的な考えは周囲に伝えておいたほうが良いと感じた。そうすることで、自分自身として目標や目的意識を明確に出来ると思うし、クラブ内にはJogoキャプテンをはじめとし、遠征能力の高い経験豊富なメンバーが揃っているので、具体的な言葉を口にすることで、貴重なアドバイスをもらえる機会なども増えるのではないかと思う。
今後経験を重ねるうえでは、有言実行スタイルにより相談、円滑な調整及び報告をしていきたい。
 
【 終わりに 】
・ 計画7時間、実行約9時間と予定よりも大きく遅延したが、前回断念した際の経験を活かし冷静な行動対応ができたこと、並びに、精神的肉体的に余力を持って目的地に到着できたことは大きな成果であった。
・ 集中力を高めることにより、意図せず ゾーン の世界に突入したようであり現レベルにおいては最高のパドリングができたように思う。

Img_20181008_172733_639216x270_2

・ 日頃の体力練成柔軟力向上の取り組みが有効だったように思う。今年は体の使い方を考えながら、イチから体作りに取り組んできたので、今回はパフォーマンスの向上が実感できた。
 
・加えて、その取り組みがメンタル面の自信にも繋がり相乗効果を得たように思う。自分は 筋力万能思想主義者ではないが、やはりリスクのあるスポーツを楽しんでいくためには、筋力の向上及び、疲れづらい体作り壊れない体作りを目的とした柔軟性の向上が必須であると考える。
 

Img_20181008_172349_163158x156

・ 年頭に掲げた目標のひとつである「相模湾横断」を無事に達成することができたことは、とても嬉しい。
今後もスキルアップを図り、なりたい自分を描きながら、更なるチャレンジをしていきたい。継続は力なり。
 
・ 最後になりましたが、遠征漕ぎの間ご声援頂いた皆様に感謝致します。

力を頂きました。有難うございます。
 
 
 
 
 
☟ 相模湾横断(真鶴 →逗子間)2018/10/03

|

« 航 跡 - 備 忘 録 ① - | トップページ | 食卓一期一会 »

リジット・カヤック」カテゴリの記事