Fitness × チャレンジ再生





【フィットネス】
語源 : 英語の "fitness" には「適合」のほかに「健康であること」の意味もある。活き活きと生活できることを指すこともあり、医学書においては身体の状態を意味することもある。 一方で、"fitness convention" で各種の運動プログラムが紹介されていることから、米国においても "fitness" が健康のための運動を指すことが多いようである。
また、英語の "physical fitness" は「体力」と訳される。「体力」は単に筋力や持久力のみを指すのではなく、柔軟性や平衡性や敏捷性そして防衛体力(細菌や環境ストレスから自身を守る能力=抵抗力/免疫力)をも含む。
"health related physical fitness" すなわち健康に関連する体力は体組成(体脂肪率)、心肺機能、筋力・筋持久力、柔軟性をいう。一般的に、「フィットネス」の目的は "health related physical fitness" を高めることである。
必要性 : 身体活動量の少ない生活は心身の状態を悪くし病気を発生しやすくするが、適度な運動により心身を良好な状態にすることができる。身体活動量が不足すると心臓疾患、高血圧、動脈硬化、自律神経不安定症候群などがおきやすくなるが、定期的な運動によりこれを防ぐことができる。
日本では戦後、感染症が激減し同時に乳児の死亡率も低下して長寿国家となったが、一方で生活習慣病による死亡が増加してきた。また、高齢化社会の到来、国民医療費の増加も社会問題となっている。今日、運動すなわちフィットネスによる健康の回復、維持、増進は個々人にとっても社会にとっても重要である。
効果的な運動の効果 : 身体活動の多い生活の健康に対する効果は、定期的な持久性トレーニング(すなわち有酸素運動)の効果でもある。それは、
- 心肺機能の改善
- 冠動脈疾患の危険性の減少
- 慢性疾患の発症率低下。
さらに、精神面での効果すなわち不安感や抑うつ感を軽減する作用も指摘されている(詳しくは有酸素運動のページを参照)。 健康に近づくためのキーポイントは心肺機能と体脂肪率の改善とされており、有酸素運動はフィットネスの重要な要素である。
加えて、近年では筋力の改善も重要視されている。筋力トレーニングによる筋力・筋持久力の維持・増加はQOLの維持につながる。例えば、高齢者の転倒事故防止のために下肢の筋力トレーニングが有効とされている。高齢者の転倒事故は足が十分に上がらず段差などにつまづくことが原因であるため、筋力をつけて事故を防止するというものである。
効果的な実践方法 : フィットネスすなわち健康のための運動に決まった形はない。自宅周辺をウォーキングする。近隣のスポーツクラブで泳いだり水中ウォーキングをしたり、エアロビクスダンスを楽しむ。自宅でヨガを行うなど、自分の環境や興味に合わせてさまざまな方法が選択できる。
安全かつ効果的にフィットネスを行うために、専門資格を持った指導員(インストラクター)のいる、スポーツクラブ等でトレーニング・メニューを作ってもらい、個々の能力に合ったアドバイスを受けることもひとつの方法である。
ストレッチなどの柔軟性トレーニングは筋肉の柔軟性を高め関節の可動域を広げ、障害防止に役立つ。
一方で運動にはリスクがあることは否定できないが、統計によれば運動によるリスクはきわめて低い。 健康に対する効果と考え合わせると、定期的な運動は健康によいといえる。
外見をシェイプアップするだけでなく、本来の意味である健康を回復・増進・維持するために、生活習慣として継続することが望ましい。
Text by Wikipedia
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